自分用メモ
錬金術の本質や、
賢者の石、エリクサーなどの専門用語も
錬金術とは?
最も狭義には化学的手段を用いて卑金属(貴金属ではない金属のこと)から
貴金属(特に金)を精錬しようとする試みのこと
広義では、金属に限らず様々な物質や、人間の肉体や魂をも対象として
それらをより完全な存在に錬成する試みを指す。
英語は Alchemy(アルケミー)
錬金術における最大の目標は賢者の石を創り出すことだった。
賢者の石は、卑金属を金などの貴金属に変え、
人間を不老不死にすることができる究極の物質と考えられた
エリクサー(錬金霊液、エリクシル)は、賢者の石と同じように
金属変成や病気治癒を可能にする霊薬である
またホムンクルスのように、無生物から人間を作ろうとする技術も、一般の物質から、
より完全な存在に近い魂を備えた人間を作り出すという意味で錬金術と言える。
現代人の視点からは、卑金属を金に変性しようとする錬金術師の試みは否定される。
だが、歴史を通してみれば、錬金術は古代ギリシアの学問を応用したものであり、
その時代においては正当な学問の一部であった。
他の学問同様、錬金術も実験を通して発展し各種の発明、発見が生み出され、
旧説、旧原理が否定され、ついには科学である化学に生まれ変わった。
これは歴代の錬金術師の貢献なくしてはありえなかったともいえる
錬金術の本質とは?
錬金術はもともと「人間の精神を高めるための術」として研究された
目的は「意識の覚醒」
ある事象に対して、マイナスの情報だけを聞いていた人が
突然プラスの情報を入れた時に、危険な化学反応を起こす場合がある
賢者の石とは?
中世ヨーロッパの錬金術師が、
鉛などの卑金属を金に変える際の触媒となると考えた霊薬
一般によく知られた賢者の石は卑金属を金などの貴金属に変えたり、
人間を不老不死にすることができるという
中国の道教では、服用すれば不老不死を得る
(あるいは仙人になれる)という霊薬(仙丹)を作る術として
錬丹術(煉丹術)がある。仙丹が賢者の石に相当する。
エリクサーとは?
錬金術で飲めば不老不死になれると伝えられる霊薬・万能薬
服用することで如何なる病も治すことができる、
永遠の命を得ることができる等、主に治療薬の一種として扱われており、
この効果に則する確立された製造方法は今もって不明とされている。
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