クリエイティブクラスと問題発見能力

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クリエイティブクラスになるための具体的な方法ではなく、
こうした人々が持っているであろう
マインドセットの話が中心。

加えて、重要なスキルである
「問題発見能力」についても解説。

※参考:働き方2.0vs4.0の3章に書かれていた「6つの階層」とは?

落合陽一氏の見解


自信の興味のある分野に対する専門性があり、
かつ自分の考えで問題を提示し、解決するといった仕事をしてる人が
「クリエイティブクラス」だと言える。

※参考:大石哲之さんとベトナムの関係について


相手に、自分の考えが聞く価値があると判断される人材になるには
「物事を深く考え言語化する能力」が必要である事が求められている。

専門的な知識を深めるという事に関しては、
いかに「物事やその仕組みについて興味を持つ」癖を持つ事が重要。
まずは自分の好きな事について「オタク的に執着してみる」がの大事。




論理的言語能力。考えを明確に伝える能力が高い事が極めて重要。


大事なのは、成功したクリエイティブ・クラスを目標にすることではなく、
その人が「なぜ、いまの時代に価値を持っているのか」を考えること。

「小さな問題を解決することがクリエイティブな事業を生む」
ゆえに、まずは問題を発見することが大事になる。

※参考:仮設思考とは?目的や精度を高める方法など

問題を見つけられない人は、オリジナルな解決法も考えられない。


自分が解決したい小さな問題を探せ
こう思ったら、意識は外の世界へ向かうはず。
こうして探したときに、気になって仕方がない問題があれば、
それが「好きなこと」「やりたいこと」に繋がっていく。


世界を「できあがったシステム」だと考えていたのでは、
そこで起こる問題を解決することはできない。
この姿勢ではクリエイティブクラスとして生きていくことはできない。

※世界を「永遠に未完成のシステム」と考えるのが大事。
→この点はディズニーランドと似てるといえる。


問題を解決して世界を変えようと思ったら、
世界を回している人間の営みを理解する必要がある。

常に自分のやろうとしていることに「誰が幸せになるのか」
「なぜいま、それなのか」などの文脈を付けておくことが大事。


幸福感は、「成功か失敗か」という結果とは関係ない。
自由に時間を使って、
思いどおりに戦えていること自体が、幸せなのだ。


重要なのは以下のとおり。
・言語化能力
・論理力
・思考体力
・世界70億人を相手にすること
・経済感覚
・世界は人間が回しているという意識
・専門性

これらの武器を身につければ、
「自分」という個人に価値が生まれるので、
どこでも活躍の場を見つけることができる。


中でも「専門性」は重要。
小さなことでもいいから、
「自分にしかできないこと」は、
その人材を欲するに十分な理由だから。

これからの世界はひとりの天才では変えられない。
何人もの「変態」が、お互いの専門性をかけ合わせることで
世界規模の「Wow!」を生み出す時代。


モチベーションのない人間は
発達したコンピュータにいつか飲み込まれてしまう。
逆に「これがやりたい」というモチベーションのある人間は、
コンピュータが手助けしてくれる。


世界中のすべての人間が同じフィールドで競い合っているのが
インターネット以後の社会。
どこかの誰かと同じことをやっても意味がない。
過去にあったものを再現してもダメ。
いまの時点で人類の最高到達点を踏んだ人間だけが、勝者となる。

レースの「種目」はひとつではない。無数にある。
だからこそ、自分にしか気づかない小さな問題
解決するための専門性を身につけることで、
その問題における「最高到達点」を担うことができる。


※「賛同する人がほとんどない、
大切な真実は何だろう?

世の中のほとんどの人は
Xを信じているが、真実はXの逆である

※参考:ピーター・ティールの考え方まとめ

※「専門性」よりも
「いかに自分にしか気づかない問題を発見するか」が
大切なのでは?と思う。


70億人を相手にすれば、どんなにニッチな問題でも
大きな価値を生むことができる。



問題発見能力の鍛え方


目の前に転がっている問題を手当たり次第解決して
満足しているうちは、決して一流とは言えない。


問題解決能力より、より高次なスキルである
「問題発見能力」を磨くべきである。

※参考:毎日が自由研究な人生とは。問い、探求、創作の重要性など

問題発見能力を一言で言えば、
問題を問題化させないスキル」と言える。

※目の前にある事から目を背けず、向き合う。
こうしたマインドセットが重要なのでは?


潜在的な問題の発声は、ほぼ気づかれずに
スルーされてしまうことがほとんど。

しかしここには、非常に微細な変化が見え隠れしている。
こうした微細な変化に気づけるかどうかが
問題発見能力のキーになってくる。



「独立個人」という新たな階級


※以下の本は、クリエイティブクラスの価値観を描いてると思う。

アメリカの投資家ピーター・ティールの愛読書として有名なのが
『The Sovereign Individual(独立個人)』という本。
1997年に出版された。

ビットコインの発明の10年前に、仮想通貨の存在や
オンラインエコノミーの発展を記した点が話題になった。

国家は時代遅れなシステムであり、この後生まれるシステムは
知的エリートが権力と影響力を握り、
「独立個人」という階級として大量の資源を保有する。

彼らは国家の影響力を受ける事なく、
自らが有利になるように国のあり方を変えていく、とする。



備忘録メモ


自分が解決したい問題を探せ
このマインドセットで生きる
そして実際に大小の問題を解決していく
その過程で問題解決のスキルを磨く
(例:プログラミング)
これを繰り返す事で、自分ならではの
ビジネスのアイデアが見つかる

また、色々な事にアンテナを貼るのも重要
国内だけでなく海外にも視野を広げる
世界70億を相手にするマインドセットを持つ

問題を問題化させないマインドセットも持つ
日々の行動や習慣を改善していく
同時に、何か問題はないか?と問いを立てるのも大事

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  1. 2020 03.25

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