自分用メモ
彼の動きを追う中で、
今後のトレンドが出てくるかもしれない。
ピーター・ティールの経歴
・ドイツ生まれ、アメリカ育ち
・スタンフォード大学で哲学を学ぶ
・ロースクールで法学博士を取得
・法律事務所や金融機関を経て、PayPal創業
・eBayに15億ドル(約1.500億円)で売却
・その後はファンドを初めた
・中でも「ティールフェローシップ」が有名
テック企業によ寡占と資本の集中、傲慢な姿勢を批判し、
シリコンバレーを離れロスに移転しようとしている。
エリート達と異なり、トランプを支持した。
ピーター・ティールの考え方
「競争」は、商品に差が付かなくなる
コモディティ化を生み、価格の減少によって
誰もが生き残りに苦しむようになる。
一方、独占的企業であれば利益率が高くなり、
思い切った研究開発に資金を投入できる。
独占する事が、革新的なテクノロジーを
生み続ける土壌を作っていく。
市場を独占するには、小さな市場を選択するのが大切。
小さな市場をまず支配して、徐々に大きくしていく。
※小さな市場を見つけたら、その中にいる顧客に
いかに寄り添った上で、相手を喜ばせる
プレゼントのアイデアを見つけるのも大事。
※参考:顧客起点マーケティング要約。N1分析とアイデアの重要性
支配する市場を見つけるには
「隠された真実を見つけること」が大切。
そのために、以下の質問を投げかけよ。
「賛成する人がほとんどいない大切な真実は何か」
小さな成功で満足するのではなく、長期的な
ビジョン・計画を策定して持続的な成長をする事が重要。
試行錯誤を繰り返しながら小さく成長していく
「リーン・スタートアップ」を厳しく批判している。
「賛同する人がほとんどない、
大切な真実は何だろう?」
採用面接ではこの事を常に聞くとされている。
「世の中のほとんどの人は
Xを信じているが、真実はXの逆である」
世の中の殆どの人はgoogleが今後も世界の覇権を握ると考えているが、
実際はgoogleのシステムは限界を迎えており
ブロックチェーンに取って代わられ、googleの覇権は終わる(?)
※参考:Google後の世界とは?ジョージ・ギルダー氏の主張など
「競争」とは、負け犬のする事である。
私達は「独占か競争か」という、
二者択一しかない世界観をきちんと把握できていない。
多くの人が「競争しなくては生き抜くことが出来ない」と考え
本当に大切にすべきことを見失っている。
リーンスタートアップについては懐疑的。
真に優れた会社は、しっかりと物事に取り組んで
他にはないものを提供しているビジネスである。
リーンスタートアップは多くの場合、
顧客アンケートすら取っていない。
“何か重要なポイントで”「初めて」になるのが成功の鍵。
Googleはページランク機能をつけた初めての検索エンジン。
Facebookは人々が実名で登録するようになった初めてのSNS。
ピーター・ティールのリバタリアニズム
国に依存せず、個々のプレーヤーが多様な価値を発揮することを
大事にする「リバタリアニズム」の信奉者。
この考え方をもとにPayPalを誕生させた。
最も影響を受けた本は、
『The Sovereign Individual(独立個人)』(未邦訳)
「福祉国家が崩壊したとき、どうやって生き残り、富を築くか」が副題
ニュージーランド国籍取得にあたって影響を受けた本。
「独立個人」という新たな支配階級が生まれている。
※この点は「クリエイティブクラス」と似ている。
→クリエイティブクラスと問題発見能力
ピーター・ティールの最新の動向
シリコンバレーの衰退を主張
以下の領域に興味を持っている
・バイオテクノロジー
・ブロックチェーン
・仮想通貨
・大麻
・データアナリシス
ティールフェローシップの運営に携わった
ダニエル。ストラックマンとマイク・ギブソンは
「1517ファンド」を設立。ティールも出資している。
その目的は、ティールフェローシップで資金援助を受けた
高校生や大学生といった若い起業家メンバーへの投資。
現代の大学に対して、卒業証書を高額で販売している点や
高額の助成金が与えられているとして、宗教改革で知られる
ルターのような立場で批判を加えている。
※参考:『起業の科学』著者が語った内容まとめ
ティールフェローシップの出資者としては、イーサリアムの
ブリテンの他、ルミナーテクノロジーズの創業者である
オースティン・ラッセルが挙げられる。
同社のプロダクトは、周辺環境認知センサーの
LiDAR(ライダー)や、AI(人工知能)を活用した
自動運転向けのソフトウェアなど。
トヨタも購買した事が話題になった。
ラッセルは、シリコンバレーが
ソフトウェアばかりに目を向け、
製造業に携わらない姿勢に不安を抱いている。
また、グアテマラにある
フランシスコ・マロキン大学(UFM)の
09年度の卒業式にティールは参加している。
この大学は、03年に世界で初めて
学内でWi-Fiを利用できる環境を整えた事で知られる。
13年には、アメリカ大陸の大学としてはじめて
ビットコインによる決済を導入している。
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