自分用メモ
理解が深まるにつれて追記予定。
※参考:カスタマージャーニーとUXの違いやユーザーエクスペリエンスの解説
概要と意義
・ユーザーエクスペリエンス(UX)
製品やサービスの利用を通してユーザーが得る経験。ユーザビリティの概念で問われる「使いやすさ」「機能的価値」などの要素に加え、使い心地や感動、印象といった「感情的価値」も重視される。こうしたユーザー体験を改善することで、利用者にとっての製品やサービスの質を向上する事を目的としている。
・コーポレートエクスペリエンス(CoX)
UXの企業版。UXが1人のユーザーを対象にしているのに対し、企業内の担当者や上司、決裁者、関係者、取引先などの複数に焦点を当てている点が特徴。
この両者の違いは理解しておくべき。個人と法人の意思決定、思考プロセスは別物である。
こうした視点に立つ事で、B2BマーケティングとB2Cマーケティングで、用意すべきコンテンツの内容や違いも明確になる。
※参考:BtoBマーケティングに関する用語一覧
具体的な相違
※参考:BtoCマーケティングとBtoBマーケティングの違い一覧
観察対象
→UX:ユーザー(1名)→CoX:担当者、その上司、決裁者、関係者など会社組織、及びその取引先
対象領域
→UX:toC→CoX:toB
意思決定
→UX:ユーザーが行う→CoX:
ユーザーが主動するも、関係者との調整があり、最終的には決裁者が行う。
稟議や会議という仕組みがある。意思決定には平均で4〜5名が関わっている。
お金とその制限
→UX:ユーザーのお金で支払う。制限はない→CoX:
会社のお金で支払う。金額は数十万〜数千万単位で「お金」の実感がない。
「使える額であり、また使わなければいけない額」である”予算”がある。
時間や区切り
→UX:季節や年齢はあるが、基本的には制限はない。→CoX:月次、四半期、半期、年度という区切りがあり、そこに合わせて動く。
購入の動機
→UX:苦痛の回避、快楽、幸せの追求→CoX:目標の達成
評価
→UX:ない(自己評価が一部ある)→CoX:
評価システムがある。人に評価される。給料や働く動機に直結する。
リスクを取らなくなる傾向がある。
※参考:
枌谷さん、ぜひ一度この違いに関してディスカッションをさせていただきたいです!
— 石田啓@BtoB専門デジタルグロースハッカー (@tasuku_ishida) 2019年5月16日
僕もまさに個人と法人の意思決定、思考プロセスは別物と整理していて、その視点を広めたいと思っています。
この視点に立つとBtoBマーケで用意すべきコンテンツは明確になったりするんですよね。ぜひお時間があれば! pic.twitter.com/PxFeb4U953
CoXデザインにおけるCJMの作成方法
「社長」「部長」「主任」などと、
マーケティングのフローが複数の関与者の間で
どのように移動していくのかを記入する。
(導入フローの記載において)
BtoB企業の場合は、導入までに必要なステップを
多角的な視点から可視化していく必要がある。
※参考:カスタマージャーニーとは?CJMの構成内容や作り方なども解説
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