自分用メモ
まずは時間をかけずに作って、
PDCAを回しながら修正する、
といった点を前提にするのがベスト。
目次
仕組み化におけるWebサイト作成の留意点
Webサイトの制作は「デジタルマーケティングの仕組み作り」
といった観点の中で行う必要がある。
※参考:仕組み化における6つの流れや3Dの仕組みについて
Webサイトはあくまで「媒体の1つ」でしかない。
場合によっては、新しくサイトを立ち上げるのでなく、
各種SNSやAmazon等のECサイト、
あるいはオフラインのセミナーが、その時点で
最も効率の良いリスト収集手段である可能性もある。
この点は重々加味しておくべきポイントになってくる。
※参考:媒体の性質まとめ。媒体立ち上げ前に考慮すべき事は?
上記を踏まえた上で、Webサイトを制作するのであれば、
まずは見込み客を大きく3つにグルーピングする。
●潜在ユーザー
自社の提供してるサービスの存在を知っていて、そのサービスを必要としており、
どの企業から購入するべきかを比較検討してるユーザーのこと。
●顕在ユーザー
サービスの名称や、その関連キーワードで検索をかけてる人のこと。
●指名検索ユーザー
自社のことを知っていて、社名で検索してるユーザー。
過去にサービスを利用した事があったり、
セミナーやイベントで接点があったり、営業を受けていたり等する。
必ずしも今、サービスを必要としてる訳ではない。
まずは潜在ユーザーにリーチして、メールアドレスを獲得して
ナーチャリング(育成)によって問い合わせに繋げる事が重要。
こうしたユーザーは、機が熟せば顧客になってくれる事もあるので、
つかず離れずの距離を保ちながら情報提供を続け、
信頼関係を築いていくのが重要となる。
実際にどのようなサイトを作成するべきか
この3つのユーザーに対してウェブサイトを作り、
その行動履歴から推測される興味関心に応じて
発信する情報を変更するなどの丁寧なフォローを行う事で、
潜在ユーザーを育成していくのが有効となる。
具体的には、以下の3つのサイトを作る。
潜在ユーザー:情報サイト(オウンドメディア)
ノウハウやQ&A記事を載せる目的は集客とアクセスログの収集
アクセスしてきたユーザーの行動履歴から、
自社の提供する商材に興味があるかを自動的に判定する。
→興味がありそうだと判定できたら、見込み客として
下記の商品サイト(レビュー記事)に誘導する。
※参考:情報提供型サイトの作成方法や構築するメリットについて
※参考:WordPressでWeb制作をする時の手順まとめ
顕在ユーザー:商品サイト
レビュー記事などを載せる商品の内容や優位性などを詳細に説明して、問い合わせに誘導していく
商品サイトに誘導するのは、ニーズのある見込み客なので、
情報サイトのようにニーズを喚起するよりも、
どの商品を購入するのが良いか比較検討の情報を与えるのが重要。
指名検索ユーザー:コーポーレートサイト
自分の事を書いていく:自己紹介、プロフィール、理念など企業の場合、アナログ営業を受けた見込み客が
ウェブ上で社名を検索した場合の受け皿になる事を目指す。
商品サイトに来ている顕在ユーザーに対しては、
サービスに興味がありそうなユーザーを呼び込み
会社の信頼感の演出やブランディングにも繋げていく。
このように、役割別にそれぞれのサイトを巡回させて
温度感が上がったユーザーに対して
人的営業をかけていくのが良い。
できれば、Webサイト上で、
ビジネス的信頼関係と人間的信頼関係の2つを
構築できていればいいのだが・・・。
※参考:ビジネス的信頼関係と人間的信頼関係の構築について
まずは時間をかけずにWebサイトを立ち上げる
Webサイトの制作期間中は成果が出ないだけでなく、
どれだけ緻密に設計を行なっていても
実際に集客してみるとユーザー行動が想定と異なり、
後々Webサイトの修正が必要になるのは珍しくない。
基本的には、時間をかけずにサイトを立ち上げて、
マーケティングをしながら改善していくのがベスト。
この方が、コスト面でもスピード面でも成果面でも
全ての面においてメリットがある。
「PDCAを回しやすい」というデジタルマーケティングの特性から考えると、
緻密に計画を立てるよりも、後に修正が入るのを前提で
まずは公開してしまうというスタンスの方が実践的である。
※参考:営業におけるPDCA(HDCA)サイクルの重要性と回し方
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